国際結婚あるある?子供の日本語能力について指摘された件について考える
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ハーフの子供を持つ、先輩ママさんに聞いた話。
日本で、2言語で育った子は他の日本人×日本人の子と比較すると、日本語能力が1年位遅いらしい。
その話を聞いたのが、長女が1歳の時。
その頃はまだ実感がなかったけど、今長女が4歳、次女が2歳になり現実味が増してきてる。
そして、今日もまた保育園で、2歳の娘の日本語力について指摘されてしまった。
懇談会の度に、日本語が他のお友達より劣っていることを指摘されるんだけど、その度に「そうですよね~(苦笑)」と顔ひきつり気味で、あいづちをうつ私。
「先生、まだうちの子2歳ですし、フランス語も同時に頭に入れてるんで、勘弁してやってくだせぃ」
って言っても、こちらが反感買うだけだし、こういう場合は話を合わせておいた方が楽、って思ってしまうはダメ?
周りをみると、国際結婚している知り合いの子供たちは、学校に行ってない子もいる。
小学校が嫌で、わざと先生にフランス語で話して、学校を3回も転校させられた日仏のハーフの子も知ってる。
国際結婚して、ハーフの子供を持つ親も、何かしら日本の教育に疑問を抱いている所がある。
単一言語国家だから、まずは日本語が大事です、っていう先生の気持ちは分かる。
先生だって、多言語教育の知識なんてないだろうし。
やっぱり同じ教室にいたら目立っちゃうよね、娘の日本語力の危うさ↓
・わからない言葉をしゃべる2歳児
・ペラペラの日本語を上手に操る同い年の2歳児
でも、これだけは言わせてほしい。
「今、言葉を一生懸命ストックしている時期ですから!」
「母国語は日本語とフランス語です」
「そもそも、子供は生まれつき、複数言語学ぶ能力を持っています」
「日本に住んでいて、日本語できないわけがない、むしろ心配なのはフランス語ですから!」
「まだ2歳だし、今はまだ言葉が遅れていることを気にしなくてもいいんじゃないでしょうか?」
「むしろ、2カ国語を頑張って習得してるんで見守って下さい。」
「いや、同じ早さで2カ国語学習しろ、という方が無理ですから!」
(先生に言えないから、全部ブログに書いてやった、スッキリ自己満足)
ところで、
こんな研究結果があるみたいです↓
<脳科学の研究においても、複数言語を操る人は習得のアドバンテージを身につけ学力向上に役立てていることが分かっている。多言語を話す子どもは勉強で成果を出しにくいという考えは誤解>
英デイリーメールによると、マルチリンガルの人は脳の下頭頂小葉にある灰白質密度が多いそうで、これが、可塑性や精神的な柔軟性を生み出しているとのこと。認知的可塑性は学びや記憶、そして脳の機能性において大変重要な鍵である。つまり、多言語の知識を持つ生徒は脳機能も発達しており、学術において秀でているのは偶然ではないのだ。
↑単純に、2カ国語を同時に理解できてるわが子をみると、本当に子供の言語習得能力の高さには目ん玉飛び出る!
な~んにも教えてないのに
・ちゃんと単語の意味を理解し
・状況に応じて使い分け
・そんな言いまわりし、どこで覚えた!?
とまぁ、長女は今の所、2カ国語同じ位のレベルになってきてる。
そしてついに最近、長女は私の汗と涙の結晶(ま、そんなにたいして勉強してないですけど)、21年間のフランス語を優に超え、今じゃ私の知らない単語も使いこなす。
感覚で話せる様になった長女を見てると、やはり小さいうちから言語に触れさせることは大事だと感じる。
大人になって必死に英語を勉強しても0歳時から日常的に英語を話し、聞いて育った子とは差がついて当然だ。
これからAIによって、むしろ言葉を話さなくても、日常的にアプリを使って簡単に外国人と話せる時代がくるかもしれない。
それでも、機械を介してでは伝わらない事の方が多いと思う。
これから、日本の教育に期待したいことをちょっと最後に。
昔、小学校の体育の時間、みんなで「全員前見て、前ならえ!」をやってたのを思いだして、
みんな一緒じゃないといけない!
っていう風潮が強い日本の教育、いい加減もういいんじゃないかな、と思う。
これからは「個」が発揮される時代になるらしいので、1人1人の個性に応じた教育方針に変わっていってほしい、と望むのは私だけじゃないはず。