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建築家安藤忠雄さんから学ぶ【生きる力・考える力】子供の育て方とは?


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建築家安藤忠男さんから学ぶ【生きる力・考える力】子供の育て方とは?

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建築家、安藤忠男といえば超超がつく有名な日本を代表する有名な建築家。

独学で建築を学んだ人、というのは知っていたけど特に今までこの人がどんな人生を送ってきたか気にしたこともなかった。

あることがきっかけで、この人について調べてみたら、凄い経歴と人生を歩んできた人だということがわかった。

 

子供を持つ親として、一個人としてどう人生に向き合えばいいのか(まだ遅くはない!)を考えさせられた。

 

 

目次

 

きっかけ、建築家安藤忠男さん設計「こどもの森 中之島

つい最近、言わずと知れたかの有名な世界的建築家、安藤忠雄さんが大阪の中之島に自らの設計による図書館「こどもの本の森 中之島」を建設した、という話をYou tubeのニュースで知った。

なんでこのニュースが気になったかというと、以前大阪に住んでいたことがあり中之島公園にもよく遊びに行っていたから。

なんと、安藤さん自身も自費を負担しているそう。

 

どんなコンセプトの図書館?

こども時代の読書の大切さを、大人になってたびたび痛感してきたという安藤が、これからの未来を託す子どもたちに、読書を通じて「生きる力」や「考える力」を身につけてほしいという願いからプロジェクトがスタート。

 ここまで有名になった安藤忠男さんが、「子供時代の読書の大切さを、大人になって痛感してきた」といってるんだから、間違いない。

 

図書館の外観は、もうすでに何かの建築アートだ。
図書館の中も、「図書館じゃないですね、まるで本を飾っている美術館です」という感想しか出てこない。

 

気になって、安藤さんが設計した建築を他にも色々調べてみた。

 

代表的な建築をいくつかあげると

例えば

 

住吉の長屋建築学会賞受賞)

光の教会

地中美術館香川県直島)  

 

地中美術館は行ったことがあるけど、安藤忠雄さんの設計だったとは知らなかった。

大阪府出身なので、関西圏に安藤さんの建築が多い。

 

 

気になって調べてみた建築家安藤忠男の人生が凄かった

 

やっぱり有名になる人ってやることが違うし、努力も半端ない。

何かを成し遂げるには、もちろん【才能・運・生まれ育った環境】も影響はするけど、それだけじゃない。

 

情熱    努力

 

特に経歴を見てみると、若い時の安藤さんの建築への情熱が凄い。

安藤忠男さんの凄さに今更気づいた。

 

「どうしたらそんなに建築に情熱を注げられたの?」

「そもそも、建築を志したきっかけは?」

「建築への思いを継続しつづけるのに必要なことは?」

 

この人の人生を知れば、子供の教育に何かヒントが得られそうだと思ったから

安藤さんのプロフィールを、見てみた。

 


           【安藤忠男、家族構成・経歴】

 

【家族構成】

大阪府生まれ

・兄弟:3人兄弟、双子の弟と下の弟も建築、商品デザインの分野で活躍している

 

【経歴】

・17歳:プロボクサーの高報酬にみせられ、ライセンス取得

・中学生時代:自宅の建て替えを担当した大工、数学教師の影響で建築に興味をもつ。

 成績は下から、3,4番目だった。

 

「大工さんは、お昼も食べずにもくもくと作業していて、その姿に感動した。僕はそれをずっと見ていた。ひたすら働くとなんとかなる。」とテレビのインタビューで語っていた。

 

・高校卒業後:経済的理由から建築の専門教育を受けず、アルバイトしながら1日15時間1の猛勉強して建築科の学生が4年間で学ぶことを、1年で習得。

1級建築士に一発合格する。

 

「アルバイトしながらお昼を食べずに、勉強していた」そうだ。

 

・24歳:木工家具の仕事で得た資金を手に4年間、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアに放浪の旅にでる。

インドで「生と死」に向き合う経験をする。

 

安藤は“何かに導かれるように”汽車に乗り、ベナレスに向かった。ガンジス川が泳ぎ、死者荼毘に付される傍らで多くの人々が沐浴するさまや、強烈な太陽の下、異様な臭気に包まれた果てしなく続く大地が渾然一体となり人間の生がむき出しにされた混沌世界に強烈な印象を受け、逃げ出したい気持ちを必死にこらえながらガンジス川の岸辺に座り込み、「生きることはどういうことか」を自問し続けた。「人生というものは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。闘いであるからには、いつか必ず敗れるときが来る。その時は、自然に淘汰されるに任せよう」と考え、ゲリラとしての生き方を決心する。1965年、24歳のときである。

安藤忠雄 - Wikipedia

 

「ははっ、やっぱり普通のおじちゃんじゃないよね」

けっこうやることがぶっ飛んでる。

 

無我夢中、一心不乱 

安藤さんを例えるとそんな言葉しか出てこない。

 

この人が独学で建築を学んだ、というのは知っていたけどその

情熱と努力がホント、半端ない

 

何度もいうけど

 

情熱と努力がホント、半端ない!

 

 

経済的な理由で、建築学校に通えなかったけどアルバイトしながら1日15時間勉強して、4年間の勉強を1年で成し遂げる、

 

やると決めたらやる、意志の強さ

自分の意志を曲げない建築への熱い情熱

 

大学には経済的な理由で行けなかった、というのは家があまり裕福でなかったと想像できる。

家が貧乏で学校に行かなくても、建築家にはなれるのだ。

でも、2人の弟も建築、デザインで成功しているらしいの親から受け継いだ生まれ持った才能もあったのかな、と思う。

 

才能 + 努力

 

有名な発明家、エジソンも言ってた。

 1%の才能と、99%の努力 (エジソンは1%のひらめき、ね)

 

でも、もちろん学校に行かないとなれない職業もあるんだけど。

 

24歳で世界放浪の旅へ出る。

その当時、世界旅行ってけっこう、大変だったと思う。

当時は船での移動だったのかな。

 

インドで衝撃を受けて、人生を悟ったんだね。

インドに行った人に聞くと「インドを好きになるか、嫌いになるかのどちらか」だってのはよく聞く話。

 

「生と死」に向き合い、「生きる意味」を考える機会があったからこそ、自分の信じた道を貫き通そうと思ったんだろうな。

 

 

もう一度載せておく。

人生というものは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。闘いであるからには、いつか必ず敗れるときが来る。その時は、自然に淘汰されるに任せよう

 

安藤忠雄 - Wikipedia

 

 インドでの経験が安藤忠男さんの運命を変えたのは間違いない。

今みたいに交通手段が発達してたわけじゃないだろうし、一度世界に度に出たらいつ帰ってこれるかわかない。

 

旅に出たのが24歳。

4年間放浪してたわけだから、日本に帰ってきた年齢が28歳。

 

「世界を放浪してきました」

って人が、その旅の経験から何かを学び、自分の人生の中で何かを成すことはけっこう難しい、と思う。

人は忘れやすい生き物だから安藤さんくらいの「生と死」を考えるくらいの衝撃を受けないと、自分を突き動かすエネルギーは沸いてこない。

 

こんなまっすぐに、自分の生きる道を決めて「ひたすら走る」ことができるのはやっぱり才能だし、努力、そして情熱なんだよね。

 

建築家安藤忠男さんの生き方から学ぶ子供の育て方

 安藤さんがそのyoutube番組で語っていたこと、親の目線からもかなり参考になるお話ばかりだった。

 

子供の育て方について

「好奇心が大事」

 

「塾、大学、大きな企業に行きなさいと、今は親が子供をコントロールしずぎる」

 

「子供の考え方が出来上がってくるのが7,8歳、その時に本を読まないといけない」

 

「体で感じる子供を作らないといけない」

 

子供は好奇心の塊。

毎日、子供を見ていると子供の好奇心って凄いと思う。

そりゃ、そうだ、子供達には見たことないものがまだまだ沢山ある。

下の娘の最近の口癖、「これ何?」

食事中はいつも、食べ物の感触を肌で感じる実験の時間だし。

でも、その好奇心をつぶさない様になるべく「ダメ!」はいわない様にしてる。

というか、自分がいちいちイライラするのに疲れたので「ま、いっか」って思うことにした。

 

どんな大人になってほしいか

私はとにかく

 

「生きる力」「自分で考える力」を身に付けてほしいと思う。

安藤さんの考えに同感。

 

私自身は、大学を卒業したら就職活動をして、就職をするという社会のルートに乗ることが嫌だった部類の人間で、

ダンナも中卒。

 

親の血を引いているとすれば、多分子供達は社会のルールに従って会社の中で生きるのが得意じゃないだろうな、って予想してしまう。

特に長女は性格的に。

 

でも、そういう子供たちもみんなと同じルールにあてはめようとするから窮屈なのだ。

あなたに合う違う生き方もあるよ、と親が教えられることができれば、いいんじゃないか。

 

そして、改めて考える。

 

生きる力、考える力って何だろう・・・・?

 

困難な状況になった時に、自分で考えて状況を変えていける力。

考えて、何かをうみだす力、行動していく力、他にも生活していくのに必要な力、もある。

 

 個人的に思うのは、自分で食べていく力、すなわちお金を稼ぐすべを持っているというのは大きいと思う。

 

私は子供に将来、手に職を持ってほしいと思ってる。

手に職といっても、実際手を使う仕事なのか、自分の知識を使う仕事なのかはわからない。

ただ、最小限の道具 or 何も道具がいらない仕事だと世界のどこへ行っても働けるよ、と思う。

 

というのも、

 

 うちは、だんながフランス人なので将来どこに住んでいるかもわからない。

(事実、将来自分のルーツでもあるアフリカと日本を行き来したいらしい)

子供たちだって、もしかしたら日本以外の国に行きたいって言い出すかもしれない。

どんな状況にあっても、生きていく手段はあった方がいいにきまってる。

 「芸は身を助ける」じゃないけど、いつどんな状況になるかわからないからね。

 

いやでも、とにかく自分の夢中になれることに出会えるのが一番大事で、一番難しいことかもしれない。

親としては、好きな事に出会える環境や機会を沢山作ってあげたい。

 

ところで、

 

安藤忠男さんは高卒の東大教授でもあるそう。

人間全力で一心不乱に走れば、えらい遠くまでいけてしまうのだ。

 

 一心不乱に走り続けた結果、なんだよね。

 

ゴールを決めなくも、結果はあとからついてくるんだね。

 

すごい。

 

職業選択について

 

「今の時代は、自分で職業を選べる。だから自分の仕事を徹底的に勉強しないといけない」

 

「人生95歳、自分の人生をプログラムしないといけない。でもそうすると面白い事が起きる。」

 

「学歴、社会基盤はなかったから全力で走るしかなかった。全力で走っていたら手をさし伸ばしてくれる人もいた。僕はまわりに助けられ、面白いという人が集まってきて自分なりにやってきた」

 

「学歴がないと乗り越えていけない壁があったけど、今はすべての人にチャンスがある」

 

「どんな仕事でも自分の生命をかけて仕事をしている人は一流」

 

世の中には色々な仕事があって、自分が楽しいと思える仕事をできることが一番幸せだとは思う、安藤忠男さんの様に。

 

でも実際、自分の生命をかけて仕事をしている人が世の中にどの位いるだろうか?

 

自分がその仕事をしたくて、安藤さんの様に一心不乱に努力し続けてその仕事に就く人もいる。

 

なんとなくその仕事に就いて、全力で頑張ることで周りが認めてくれてやりがいを感じその仕事が天職になる人もいる。

 

今までやっていた仕事と全く別の事を学びなおして、その仕事に就いている人もいる。

 

一つ思うのは、どうせならやりがいを感じる仕事をしたい、ということ。

達成感のない仕事は続けるモチベーションが下がるし、精神的にもけっこう辛い。

 

将来、95歳まで人間の平均寿命が伸びるとしたら、安藤さんのいう様に人生をプログラムしてく必要はあるかもしれない。

75歳位まで働かないといけない将来がくるとしたら、75歳の自分は何ができるだろうか??

「生涯現役!」って言える仕事があったら格好いいけど。

 

でも、今からでも遅くないかもしれない。

何か目標を決めて、コツコツ続ければ将来形になるはず。

 

がんばろ。

 

 

情熱を持って生きよう

 

「モチベーションは愛情、愛情がないと乗り越えていけない」

 

生きていくのには、自分の信念を通さないといけないと思っていた」

 

「一番大事なのは、自由と勇気と責任感、どうしてもやり遂げたいという思い

 

「難しいことはいっぱいあった。でもなんとか乗り越えていく。山を乗り越えたら、また山がくる、その繰り返し。前に山が立ちはだかるというのは慣れて今はどうにかなると思ってる。人生はどうにかなる

 

「うまくいくことばかりじゃない、その困難を乗り越えていくには情熱がいる

 

「情熱のためには好きという気持ちが必要」

 

「人生は面白い、何か起こる、起こったら考える。先は必ず楽しいことがある。病気になることもあるし、会社がうまくいかない時もあるけど、先はいいことあるぞと思えば、何とかやっていける」

 

「ルールは一応守ってるけど、ルールの外で生きたいと思ってる。社会と合わないと思うことも多い、それなら自分のルールを作っていきたいと思っている」

 

 

「 どうしてもやり遂げたいという思い、情熱」

目標を達成したいならこれ、かなり大事だと思う。

 

もう何が何でも絶対それをやり遂げたい!って思いはかなり自分を前へ前へ押し出してくれる。

困難にぶちあったても、どうしても達成したいことがあればその状況を脱するために、自分で何とかする。

 

じゃぁ、どうやったら自分の情熱を傾けられる、何がなんでもやり遂げたい事が見つかるのか?

 

例えば

 

・困難な状況にある時、その状況から抜け出したい時

・自分もこうなりたい!という憧れる人に出会えた時

・その事、物、人に感動した時             

 

人間は居心地のいい環境にいれば、もちろんその居心地のいい環境を壊そうとは思わない。

でも、自分が崖っぷちにいてどうしようもない状況になると、何とかその状況を変える方法を探すようになるはず。

 

一番、自分を強く突き動かしてくれるのは自分の目標になる人に出会うことだと思う。目に見える形で存在してくれると、ぶれないからいい。

 

みんながみんな安藤さんの様になれるけじゃないし、安藤さんみたいな大物にならなくても、何か目標を持って生きた方が人生楽しいのは間違いない。

 

その目標は仕事に関することなのか、はたまた全く別の事なのかはわからないけど、人生の目標を一つもつことは人生を豊かにしてくれる、と安藤さんの言葉を聞いて思った。